コラム40　～小さな夢

　「 I have a dream（私には、夢がある）」
キング牧師が、職と自由・平等を求め、演説したのは1963年でした。

　私には、小さな夢があります。

私は、小さいときから、足が太く、短いので、「ジーパン」が全然似合わず、履けませんでした。
　子供の頃、ジーパンが急に流行り、「Lee（リー）だ」、「リーバイスだ」、「エドウィンだ」などと、ジーパン論争も起こったほどでした。
　早速、買ってみると、外人用に作ってあるのか、非常に長く、もったいないほど切らざるを得ませんでした。

　そして、誰かに言われました。（怒りが強すぎて、すっぽり記憶から消えていて、誰だったか覚えていません。）

　「それって、普通の人の『半ズボン』じゃん」

・・・私は、それ以来、ジーパンを履いていません。

　でも、「いつかは、またジーパンを履きたい、似合うようなスタイルになりたい、ジーパンが似合うようなおじいちゃんになりたい。」

　私の小さな夢です。

　朝ドラ「お帰りモネ」の主人公モネのおじいちゃん役、藤竜也は、ドラマでもジーパンを履いていて、かっこよかったでした。
藤竜也は、「ベストジーニスト」を取ったこともありました。

「ベストジーニスト」は、最もジーンズが似合う有名人に送られる賞で、1984年から始まりました。（大体年末に発表されます。）

　第１回は、郷ひろみ／浅野ゆう子でした。
　郷ひろみが、芸能界デビューしたときは衝撃でした。こんなに足の長い人がいるのか、と思いましたが、大人気でした。
（ちなみに、新御三家の１人、西城秀樹は、もっと長かったようですが、野口五郎は短足で、親しみを持ちました。
　さらに、ちなみに、「Lee」ならぬ「Ree（リー）」は、郷ひろみが最初の妻の二谷友里恵に対して使っていた愛称です。
　さらにさらに、テレビのCMで、アルプスの少女ハイジとおじいちゃんで有名な「家庭教師のトライ」がありますが、その「トライ」の社長は、その二谷友里恵です。）

　　以 降、第2回　藤竜也／浅野温子、第３回　田原俊彦／早見優、第4回　所ジョージ／本田美奈子、と続き、第37回　ジェジュン（元東方神起、JYJ；ジャニーズばかり受賞するとの批判から、選考方法変更）／杏と、続いています。

そして去年は、永瀬廉(King & Prince、「お帰りモネ」で、モネの幼馴染「りょーちん」) ／新木優子でした。
（2012年までは5回入賞、2013年以降は3回入賞で殿堂入りとなり、これまでに殿堂入りを果たしているのは、木村拓哉、草彅剛、亀梨和也（KAT-TUN）、相葉雅紀（嵐）、藤ヶ谷太輔（Kis-My-Ft2）、中島裕翔（Hey! Say! JUMP）、浜崎あゆみ、倖田來未、ローラ、菜々緒の10人。）

　金正恩（キム・ジョンウン：北朝鮮の最高指導者）のように、シークレットブーツを履いても、ねんざするだけだし、さらに、バレバレで恥ずかしいし、今さら足は長くなりませんが、何とかなんないかなあ、と思っています。

目指せ！爺（ジイ）ニスト！

「演技には上手いも下手も無い
他人の演技を下手だと思ったことは一度もない」（80歳）