コラム66 ~おとぎ話
コロナの第7波も、まだまだ大きくなりつつあり、全国各県で過去最高の感染者数を出し、地図で赤が目立って増えてきています。
考えてみれば、もう2年半、この日本地図(分布図)を毎日のように見ています。
お陰様で、地図に詳しくなりました。(例えば、東が鳥取で、西が島根など。)
「岩手は、未だに0だよ。すげーな、岩手」とか、「茨城は関東の中でもかなり少ないけど、喜んでいいのか?」とか、「ダイヤモンド・プリンセス号を寄港させなければよかった」なんて言っていた時代が懐かしく感じられます。
「せめて、コロナが出現する前に戻れたら」と、切に思います。
しかし、残念ながら、ドラえもんも居なければ、タイムマシンもありません。
ましてや、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン号も、ありません。
もしタイムマシンがあったら、「過去」と「未来」どちらに行きたいと思うでしょうか。
『タイムマシンがあったら行ってみたいのは?』という調査結果が出ていました。(全国の10代~60代の男女1,000名を対象)
全体では「過去」と答えた人が47.8%、「未来」は52.2%でした。
若干ではありますが、「未来」に行ってみたい人が多いようです。
しかし、年代別で見ると、驚くべき結果が出ています。
年代が上がるほどに「未来」に興味を持つ人が増えているのです。
若者は、思い出も少ないだろうし、将来を夢見て、「未来」に行きたい人が多いと思っていましたし、年を取れば、過去を懐かしみ、過去の栄光にすがりたいと思うでしょうから、「過去」に行きたい人が多いと思っていました。
しかしアンケート結果は逆でした。
過去に行ってみたい理由は、「過去の自分に会いに行って、最善な方法を教えてあげたい。」(20代男性)などがありました。
一方で未来に行きたい理由としては、「自分がいなくなった後に、家族(孫)はどのような未来を歩んでいくのか見てみたい」、「今さら、過去をどうにかしたいとかは思わない」(50代女性)などがありました。
過去や未来の自分に、自分が入れ替わるだけなのか?今の記憶はあるのか?ただ、空気(透明人間)のように存在して、見るだけなのか?考え出したらきりがありません。
それによって、答えも変わってくるとは思いますが、まあ、細かいことは気にしない。
“もしもの話”、“夢”として、過去や未来に行ってみたい、と考えること自体が楽しいのだと思います。
あくまで、「架空の話」、「おとぎ話」ってことで。
「ボクは、大人になりたくないでしゅ」(タラちゃん)