コラム82 ~大トリ
「本当に、正確に数えられるのか?」
子供の頃から、毎年思っていました。
大みそかの夜、「日本野鳥の会」が、NHK紅白歌合戦で、紅白どちらに挙手したか数える場面です。
ちなみに、実際に日本野鳥の会が担当したのは1981年から7回のみだそうです(1994年以降は、麻布大学野鳥研究部)が、印象が強く残っています。)
第73回NHK紅白歌合戦の出場歌手が先日(11月16日)、発表されました。
視聴率低下に対し、NHKがついに賭け(勝負?)に出ました。
近年、いわゆる大御所が不出場となり、若者に人気のグループなどが次から次へと出ています。
大御所が、何年(何十年?)も前のヒット曲を歌うのも、出たら出たで、「古いなあ、しょうがねえなあ」と思っていましたが、全く知らない若手(この若手というのが、既に古いのですが)を見るよりはマシのように思います。
現代は、「大晦日は、家族みんなでこたつでテレビを見る」時代ではなく、若い人はスマホ中心で、テレビ離れがどんどん進んでいます。
最近は、出場歌手の歌う時間が細かく発表されているので、我が家でも子供たちは、その時間だけNHKにチャンネルを変えて視てました。
老若男女に興味を持たれる歌手などいなく、古い人はもちろん、若い人もどんどん紅白を見る人が減っていくのも、しかたないように思いますが、裏番組に見たいものもないし、どうしましょう?
実際に今年の出場歌手をみてみますと、最多出場は、「石川さゆり」(45回)、次いで「郷ひろみ」(35)、「坂本冬美」(34)、「天童よしみ」(27)と続きます。
特に、白組は、2位が「福山雅治」(15)、3位「ゆず」(13)と続き、4位はなんと「関ジャニ∞」(11)あたりになって、かなり若返りが進んでいます。
初出場は、紅5組、白5組の10組ですが、ほとんどというか全然知りません。(名前を聞いたことすらありません。)
列記しますと「IVE」、「Aimer」、「LE SSERAFIM」、「Saucy Dog」、「JO1」、「Vaundy」、「BE;FIRST」の横文字が・・
思わず、「欧米か?」と、突っ込みたくなります。
その他、「ウタ」、「緑黄色社会」、「なにわ男子」の3組が、かろうじて日本語名ですが、「ウタ」は、アニメ「ワンピース」に出てくる、アニメキャラクターで、実際に歌っているのは、19歳の「Ado」って人です。(アニメキャラが紅白に出場するのは、もちろん史上初です。(別に、「Ado」でいいと思いますが、これもNHKの狙いなのでしょう。)
紅白といったら、「トリ」(特に「大トリ」)が、誰になるか話題になります。
今年は、「石川さゆり」、「MISIA」、「福山雅治」、「ゆず」、「氷川きよし(特別枠)」などが候補として噂されていますが、果たして「隠し玉サプライズ」で「中森明菜」あるでしょうか?
「大トリ」といえば、この人です。
昔、よくモノマネしていました。
「エーッ、おおとり けいすけ(鳳啓助)で、ございます」
「このエロガッパ!!」
「わー、大きな口に吸いこまれる~」
が、「唄子・啓助」の定番ギャグでした。