コラム99 ~「おいしゅうございます」
早いもので、今年度も、残りあとわずか(2週間切りました)です。
10月から始まった、朝ドラ「舞いあがれ!」も、いよいよクライマックスです。
前作の不評の「ちむどんどん」よりは、評判と視聴率(16%前後)は少しだけいいようですが、もうちょっと上がってもいいと思っていました。
ちなみに、『朝ドラ視聴率ワースト・ランキング』では、1位「ウエルかめ」(2009)<13.5%>、2位「つばさ」(2009)、3位「瞳」(2008)、4位「ちむどんどん」(2022)<15.8%>です。
さらにちなみに、『視聴率』トップは、「おしん」(1983)<52.6%>、2位「繭子ひとり」(1971)<47.4%>、3位「藍より青く」(1972)<47.3%>です。
時代とともに、年々視聴率は減少傾向にありますが、それでも10%以上は必ずいっているのは、たいしたもんです。
撮影も終了し、恒例の主演者同士の「バトンタッチ」のセレモニーが行われました。
「舞いあがれ!」ヒロインの福原遥と、次作「らんまん」主演の神木隆之介には、二人とも「子役」出身という共通点があります。
そこで、子役出身の芸能人をみてみますと、古くは「坂上忍(5歳)」から、「安達祐実(0歳)」、「宮沢りえ(11歳)」、「えなりかずき(3歳)」、「小栗旬(11歳)」、「神木隆之介(6歳)」、「加藤清史郎(1歳)」、「福原遥(7歳)」、「鈴木福(1歳)」、「芦田愛菜(4歳)」、「上白石萌音(13歳)」、「橋本環奈(11歳)」などと、あげたらキリがありません。
福原遥は、NHK教育テレビの子供向け番組「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん! 」で、まいんちゃん役をやっていて、有名だったようです。
『料理番組』は、気楽に見ることができ、おいしい料理も出て興味がわく番組で、昔から人気があります。
今でも私は、「満天☆青空レストラン」や「男子ごはん」、「くいしん坊!万才」など、たまーに視ますが、昔はいろいろありました。
「チューボーですよ!」、「どっちの料理ショー」、「料理の鉄人」、「ビストロスマップ」などが、人気でした。
私が一番気に入っていたのは、ちょうど30年前の1993年から始まった「料理の鉄人」です。(当初は、日曜日の夜遅くにやっていました。)
主宰(司会)の鹿賀丈史の、「蘇るがいい、アイアンシェフ!!」の掛け声で「鉄人」が登場し、「挑戦者」と料理対決する番組でした。
鉄人には、「中華の鉄人」陳健一、「フレンチの鉄人」坂井宏之、「和の鉄人」道場六三郎などがいました。
プロ同士の戦いで、制限時間内に作る、緊迫感のある白熱した戦いで、料理は本当においしそうで、よく視ていました。
先日、「中華の鉄人」陳健一が亡くなったというニュースが流れました。
一度、鉄人の料理を食べて、こう言いたかったなあ
「おいしゅうございます」(岸朝子・料理記者)