コラム101 ~「終わり」と「始まり」
令和4年(2022年)度が終わり、令和5年(2023年)度が始まりました。
4月は、学校(入学・学年)を初め、いろいろな「締め(区切り)」が、日本では古くからの伝統・文化でもあるので、しょうがないとは思いますが、ややこしい。
世界の数多くの国(アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、スペイン等、ついでに中国、ロシアも)が9月入学です。
以前(2010年)、東大で、一律9月入学を目指しましたが、他の大学等は追従せず、断念したようです。(外国の教育制度で学んだ人は、9月入学、6月卒業として、入学式は4月と9月、卒業式は3月と6月の2回ずつ行われているようです。)
いきなり一気に、全部で変えるのは、やはり無理があるようです。
また、入学式は「春、桜の咲くころ」、四季は順に「春夏秋冬」という概念をなかなか変えれないと思いますが、いずれは日本も9月入学、6月(8月?)卒業となる日が来ると思います。
現行の入学試験は冬に行われるため、寒波、大雪、インフルエンザなど、マイナスの面もあります。
まだ、WBCの興奮も冷めやらぬ中、プロ野球が開幕しました。
WBCの感動をそのまま、プロ野球も盛り上がって欲しいと思います。
日本では、大盛り上がりでしたが、世界で見ると、野球はまだまだです。
WBCは、本戦は20か国で行われましたが、予選も含めると、参加国は28か国しかありません。
ちなみに、サッカーワールドカップは、2022年大会(予選)では、209か国の参加がありました。(FIFAには211の国と地域が加盟しており、国連の加盟国196を上回っています。)
さらにちなみに、今回のWBCの優勝国・日本が得た賞金は、約4億1000万円(300万ドル)です。選手と連盟に配分されるため、選手一人当たり、たったの約675万円(5万ドル)でした。
一方、サッカーW杯のカタール大会の優勝賞金は史上最多の約56億7000万円(4200万ドル)で、本戦に参加するだけで、約12億2000万円(900万ドル)の賞金を得ます。
う~ん、道具にお金がかかる、指導者がいないなどの理由はありますが、世界で見ると、野球はまだまだです。頑張れー!!
朝ドラ「舞いあがれ」も、終わっちゃいました。
出だしは良かったのですが、視聴率はだんだん下がり、最終的に「ちむどんどん」より下がりました<15.6%>。う~ん。
私は、過去の全てのことが繋がっていて、深くて、いい作品と思っていました。(何度も泣かされました。)
「パイロット」をやめて、実家のネジ工場で働き始めるなど、先行きに不安があったりして、見るのをやめた人が多かったのでしょうか。
次作「らんまん」は、植物学者の物語だそうで、男性主人公の物語は、「マッサン」(2014後)<21.1%>、「エール」(2020前)<20.1%>以来ですが、どうなりますか。
オジサンとしては、男性の主人公よりは、若い女性の成長を見る方がいいのですが、朝ドラを見るのは、女性の方が多い(60%)です。(さらに、視聴者の約半数が60歳以上だそうです。)
朝ドラで女性主人公が多いのは、女性(親)目線で感情移入しやすい、若い女性が頑張る姿に応援したくなる、という考えからのようです。
ちなみに、朝ドラには、『ヒットの法則』があるそうです。
「タイトルが「ん」で終わる」(「おしん」、「あまちゃん」、「ごちそうさん」など)
「タイトルが5文字」(「あさが来た」、「花子とアン」など)
「国家的大事件(戦争、天災など)に遭遇し、乗り越える」(「ゲゲゲの女房」、「あまちゃん」、「カムカムエブリバディ」など)
「安心感があり、感情移入しやすいマンネリ」(水戸黄門のような明快さ)などです。
さらに、「元気で明るいヒロイン」、「主題歌が明るい曲」、「ヒロインが故郷から離れる」、「昭和的ノスタルジックな舞台」、「ヒロインの夫役がイケメン」などもあります。
なんだかんだいいながら、また見ちゃうんだろうなあ。
おっ、「らんまん」、「ん」で終わってる。