コラム117 ~僥倖(ぎょうこう)

コラム117 ~僥倖(ぎょうこう)

投稿日時:2023年7月25日

 当時14歳の藤井総太君が、インタビューで使った言葉です。
初めて聞いた言葉で、ましてや14歳の中学生が、、とビックリしました。

「僥倖(ぎょうこう)」とは、「思いがけない幸福、偶然に得る幸せ」だそうです。
 
 私は今まで生きてきて、「運がいい」と感じることが多かったです。
ギリギリ危ない場面も、修羅場も、何だかんだで通り過ぎてきました。

 中でも、クルマのことに関しては、そう感じます。
 クルマの思い出話をいくつか。

1.小学生の時、友人たちと、近くの会社の駐車場で遊んでいて、鍵のついていた乗用車を発見。
 友人たちを乗せて、鍵を回し、発車。(運転手は私)
 いきなり、正面の壁に激突し、慌てて、皆でトンズラこきました。
(もう時効でしょうけど、ごめんなさい。以降免許を取るまでは、運転はしていません。)

2.東京の東陽町で免許を取った、その日に(運転免許センターの近くでレンタカーを借りて)、早速運転。
 ナビなんて当然無く、道もわからず、交差点付近で、急に車線変更したら、たまたま白バイがいて、切符を切られました。
「さっき免許取ったばかり」と泣いて頼んで、何とか許してもらいました。
(東京は怖いところだ、と改めて思いました。)

3.今は、飲酒運転は取り締まり、罪(罰金)ともに厳しくなり、飲酒運転をする人は激減しましたが、昔は平気で多くの人がやっていました。

 20数年前、飲酒運転・居眠り運転で、一般道(東京環状7号線)の中央分離信号(オレンジの縦の信号灯)およびガードレールを破壊し、クルマは大破しました。(廃車)
 弁償代はかなりの額になりました。(総額は、忘れました。)
 ちなみにガードレールや、中央分離信号を破壊した場合の弁償代は、物の値段と設置費用の合計で、一般的にガードレールは1mあたり5,000円から50,000円、中央分離信号は30,000円から70,000円、設置費用は数十万円から数百万円だそうです。(高い。気をつけましょう)
 当時、シートベルトもしていなかった(まだ、法律がなかった)ため、思いっきり頭をフロントガラスに強打し、一発で酔いが醒めました。
 事故現場の目の前が、たまたま交番で、警官が二人、直ぐ駆け付けました。
 飲酒運転がばれないよう、シャキッと立って、ハキハキ返事をし、何とかバレずに済みました。 

4.医者になって、大学病院の医局に入ってすぐ、新入医局員歓迎会が開かれました。(銀座ライオン)
 かなり酔っ払った私は、タクシーに乗せられ自宅に向かいましたが、なぜか途中でタクシーを降り、徒歩(千鳥足)で家に向かいました。
 なぜか車道を歩いているところを2トントラックに撥ねられ、2か所骨折(頭蓋骨と足)、歯二本破損、全身打撲の重傷を負いました(全治数か月)。今も額と顔に傷跡がくっきり残っています。
 しかし、患者として入院したり、退院後ギプスを巻きながら医局の秘書の仕事をしたり、と大変いい勉強になりました。

「お酒なんて止めよう」
その時は、そう思うのですが、それがなかなか、、、

 最近、コラムを書くのが遅くなる傾向が、、、すみません。
少しずつでも、書いておけばいいのは、わかっているのですが、、、