コラム121 ~クーラー
いや~、お暑うございます。
患者さんには、「出来るだけ寝る時も、クーラーはつけっぱなしの方がいいですよ。」と言いながら、私は寒いのは苦手で、のど、おなかをやられるので、寝る時は消してしまいます。
しかし、この猛暑にはまいってしまいます。うまくクーラーを利用して、熱中症には、くれぐれも注意してください。
私が子供の頃は、もちろんクーラーなんてなく、暑さをしのぐ物は「扇風機」のみでした。
扇風機の前を陣取り、声を震わせて喜んでいたり、扇風機の羽を触って回転を止めようとしたりして、遊んでいました。
日本で家庭用クーラーの第1号は、パナソニックの「ナショナル・ホームクーラー」の1958(昭和33)年だそうです。
しかし、日本で一般家庭にクーラーが導入されたのは、昭和40年代(1965年~1974年)ごろからです。
以前は、「テレビ(もちろん白黒)」、「洗濯機」、「冷蔵庫」の家電3品目が『三種の神器』として宣伝され、豊かさや憧れの象徴でした。
その後、1960年代半ば以降には『新・三種の神器』として、「クーラー」、「カー(自動車)」、「カラーテレビ」がブームになりました。
この3つは、頭文字から、「3C」と呼ばれていました。
ちなみに、他に「3C」と呼ばれるものの中には、「世界3大美人国」(チリ、コロンビア、コスタリカ)なんてのも、あります。
現在の小中学校(教室)のクーラー普及率は、去年やっと90%を超えたそうですが、私が子供の頃は、もちろん学校(教室)にクーラーなんぞありませんでした。
家に初めてクーラーが入ったのは、私が中学校くらいの頃だったでしょうか。窓枠にはめ込むタイプのものだった記憶があります。(全然、涼しくなかった。)
ちなみに、日本国内でのエアコン市場シェアのランキングは、1位: 「ダイキン」(18%)、2位:「パナソニック」(15%)、3位:「日立」(13%)、4位:「東芝」(11%)、5位;三菱電機(9%)です。
世界で見ても、「ダイキン」は、世界一位です。まさに大金星(ダイキンボシ)
また、カーエアコンでみると、日本の「デンソー」が世界一位です。パチパチ。
昔からのCMで覚えているのは、「三菱・ビーバーエアコン(霧ヶ峰)」や、「日立・白くまくん」あたりでしょうか。
「ダイキン」が、そんなに売れているとは知りませんでいた。
そんなことを言うと、「ダイキン」の人に怒られそうです。
「こら~」「くぉ~ら~」「クーラー」