コラム122 ~チャップリン
「この馬が絶対に来る!」(競馬で)
「ひらめいた!もう絶対に大丈夫!」(ゴルフで)
何度、裏切られたことか。。。
「世の中に絶対はない。あるのは、生と死だけだ」
あの、有名な「人間は考える葦(あし)である」(人間は小さな生き物であるが、考えることによって宇宙を超える)と唱えたパスカル(フランスの哲学者、物理学者)の言葉です。
「絶対勝つだろう、最強だ!」
そう思わせる(思われた)人を、人々は
「絶対王者」と呼びました。
「絶対王者」という言葉は、日本語としては比較的新しいもので、定着したのは平成以降だそうです。(プロレスや格闘技で使われ始めたそうです。)
そう言われてみれば、昔は、力道山、ジャイアント馬場やアントニオ猪木などは、「絶対王者」とは言われていなかったように思います。
では、「絶対王者」といったら、誰を思い浮かべますか?
ちなみに、『ウィキペディア』には、
「ミハエル・シューマッハ」(F1)、「ロジャー・フェデラー」(テニス)、「中野浩一」(競輪)、「吉田沙保里」(レスリング)、「ジャンボ尾崎」(ゴルフ)、「羽生結弦」(フィギュアスケート)、「内村航平」(体操)などのアスリートがずらりと並びます。
私の好みで言うと、「羽生善治」(将棋)、「ディープインパクト」(競馬)あたりでしょうか。
おっと、『ウィキペディア』さ~ん。
「藤井総太」(将棋)が載ってないよ~。
更新、よろしくお願いします。
「最強の、絶対的な王者」なので、やはり「勝負する競技の人」に多く使われますが、たまに他のジャンルでも使われたりします。
最近では、「絶対王者・サンドウィッチマン」などのように、「お笑い界」でも使われます。
昔と違って、「M-1グランプリ」や「キングオブコント」などのように賞を争う番組が増えました。
しかし、優勝者(組)は、次回以降参加できないなど、真のチャンピオンを決める勝負とは異なります。
最新では、「サンドウィッチマン」、「和牛」、「かまいたち」、「NON STYLE」、「ナイツ」、「中川家」、「オードリー」、「アンタッチャブル」などが人気なようです。
しかし、昔からの芸人(たけし、さんま、タモリなど)は「大御所」と呼ばれ、「絶対王者」とは言われません。
「芸人・コメディアン編の絶対王者」といったら、「チャップリン」あたりでしょうか。
チャップリンの名言に、
「私の最高傑作は次回作だ」があります。(私のコラムも、毎回次回を期待して下さい。)
ちなみに、チャップリンは、地方で開かれた『チャップリンそっくりさん大会』に、お忍びで参加し、見事第二位に輝いたことがあるそうです。