コラム124 ~ホタテ
いつ頃からだったでしょう、
「汽車」を「電車」と呼ぶようになったのは。
私の田舎では、ずーっと、皆が「汽車」と言っていました。
そもそも子供の頃習った曲は、『汽車』(今は山中、今は浜~)、『汽車ポッポ』(汽車汽車ポッポポッポ)←「シュッポシュッポ」ではありません。
ずっと「汽車」が、刷り込まれています。
大人になってからも、「汽車」が歌詞の中に入っている歌を多く聞きました。
『なごり雪』(イルカ)
(汽車を待つ君の横で僕は、時計を気にしてる~)
『花嫁』(はしだのりひこ)
(花嫁は夜汽車にのってとついでゆくの~)
『心の旅』(チューリップ)
(あーだから今夜だけは君を抱いていたい あー明日の今頃は僕は汽車の中~)
『喝采』(ちあきなおみ)
(いつものように幕が開き、、、動き始めた汽車にひとり飛び乗った~)
などを思い出します。
その他にも、『さらば恋人』(堺正章)、『思えば遠くへ来たもんだ』(海援隊)、『どうにかなるさ』(かまやつひろし)、『空蝉』(さだまさし)、『大いなる愛よ夢よ』(松山千春)などにも、汽車が歌われています。
なので、今でも、ついつい「汽車」と言ってしまいます。
汽車に乗った時の楽しみは、「おやつ」でした。
中でも、「冷凍みかん」と、「貝柱」が好きでした。
(ちなみに、お袋は「都コンブ」が好きでしたが、私にはすっぱくて、どうも好きになれませんでした。)
カチカチの冷凍ミカンを放置解凍し、ちょうどよい硬さにすると、皮もきれいに剥けるようになり、噛んだ感触も、シャーベットのように、さわやかな口当たりとなり、美味しいです。
昔(2007年)、「冷凍みかん」(GTP)という歌がありました.
そこでは、「今日は電車で旅に出る~」と歌われていました。
話題にはなりましたが、あまり売れませんでした。
もう一つのお気に入りは、「貝柱」です。
噛めば噛むほど、味が出て、ずっと食べていられます。
今でも、時々電車に乗る時に、キヨスクや、車内販売で買います。
そういえば、今年10月末で、東海道新幹線の車内販売が終了するそうです。
「静かな車内環境」を求める意見があったり、「労働力不足」への対応だそうです。
まあ、実際に買う人も減ってきているんでしょう。
貝柱のもとの貝は、ほとんど「ホタテ貝」です。
貝柱は、貝の殻を閉める筋肉です。
ちなみに、「ホタテ貝」は、ペリーが黒船で函館から持ち帰ったことで、学名がつきました。
貝柱は、ミネラル、ビタミンなども豊富で、コレステロールを下げる効果もあるようです。
昔は、もっと大ぶりの貝柱でしたが、最近のは小さい小さい。
大きいのは、高くて売れないのかもしれませんが、個数は減ってももう少し大きいのがいいと思います。
JRさん、お願いします。
中国のせいで、北海道のホタテ業者も大変です。
どんどん加工して、どんどん国内(車内)で売って欲しいと思います。
ここは、久しぶりに、この人の登場です。