コラム139 ~大ちゃん
急に寒くなって、大雪のニュースが出始めました。
雪の話題が出ると、私は田舎を思い出します。私の田舎は新潟内でも豪雪地帯で有名な所で、たまにニュースでも名前(市名)が出ます。
田舎(いなか)とは、一言で言うと「都会から離れた、辺鄙(へんぴ)な所」です。(都会の対義語です。)一方で、故郷(ふるさと)を指す場合もあります。
故郷とは、もちろん「生まれ育った所」ですが、どこか田舎の匂いがします。
私たち、田舎から出てきた者は、田舎イコール故郷ですが、私はあまり「故郷」とは言いません。(世代もあるのでしょうか?)
なんか、かっこつけてるみたいで、こっぱずかしい。
そもそも、都会生まれの人も、「故郷」はあまり言わない(使わない)ように思います。
今でも、年末年始(お正月)や、お盆の時期に、故郷(田舎)に帰る人も多いと思います。
たま~に田舎に行くと、「田舎って、やっぱりいいなあ」と思うことが多くあると思いますが、最近は、田舎で暮らしたいと本気で思う人が増えているそうです。
先日、「田舎暮らしに関する意識調査」(10~60代)の結果が発表されました。
「田舎で暮らしたい理由」の第3位は「のんびり暮らせる」、第2位は「人が少なくて静か」、そして第1位は「自然が豊か」でした。
まあ、そんなところでしょう。
さらに調査では、「田舎で暮らすための条件」も調査しています。
第3位は「公共交通機関を利用可能」、第2位は「医療機関が近い」、そして、第1位は「商業施設が近い」でした。
う~ん、「駅チカ」で、「病院が多くあって」、「スーパー、コンビニも多い」ところは、もはや田舎と言えないんじゃね?
「故郷は遠きにありて想うもの」という有名な詩があります。
作者は室生犀星(むろう・さいせい)。金沢で生まれ、20歳で東京に出るも生活は苦しく、故郷の金沢(養父の所)に時々(しぶしぶ)戻った時に、金沢で作られた詩です。(大正5年)
「ふるさとは遠くにあって思うもの。東京で乞食になったとしても、帰るところじゃない。遠い東京に帰りたい。」という嘆き(願望)の詩です。
故郷での失恋も創作の原因と言われています。
そんな田舎から都会に出て遠距離恋愛になり、悲しい結末を迎えるカップルも多いと思います。そんな恋人たちの歌といえばこれです。
「木綿のハンカチーフ」(太田裕美)(1975年)
♪ただ、都会の絵の具に染まらないで帰って~♪(この女心が泣けます。15歳でこの曲を聞いた頃、「俺は、染まらないよ」と、思っていたのですが・・・)
話は戻って、田舎の曲といえば、「田舎のバス」くらいしか思い浮かべられないので、調べてみると、
「目を閉じると田舎の田園風景が広がる曲」では
「若い広場」(桑田 佳祐)、「案山子<かかし>」(さだまさし)、「麦の唄」(中島みゆき)、「大空と大地の中で」(松山千春)、「ふるさと」(大多数)などが上がり、
「故郷を思い出す曲ランキング」では
「Home」(アンジェラ・アキ)、「ふるさと」(嵐)、「少年時代」(井上陽水)、
「道標」(福山雅治)、「帰りたくなったよ」(いきものがかり)が上位でした。
やはり、田舎を唄う人(歌)は、少し古めが多いようです。
田舎者の代表は、この人でしょう。「いなかっぺ大将」(大ちゃん)
「風 大左衛門」だス。(元祖「Tポーズ」&「涙のクラッカー」)