コラム159 ~耳鳴り
将棋の8大タイトルのうち、一番伝統があり、最高位とされる「名人戦」。
タイトル戦は、温泉旅館を中心に、全国各地で開催されます。(ちなみに海外でも、過去に20回以上開催されています。)
今回(5/8~9)名人戦が、史上初めて空港(羽田空港)で開催されました。
(藤井)聡太君は、「窓から、飛行機の発着が眺められ、リラックスできた」そうで、勝負に快勝・圧勝しました。パチパチ。
毎回、羽田空港でやって欲しいと思います。
という事で、今回は『飛行機』、とくに『飛行機の歌』について。
こういった乗り物の歌と言ったら、まずは童謡でしょう。
しかし、童謡に、「飛行機の歌」があったでしょうか?
調べてみると、「ぼくはひこうき」、「紙ひこうき」、「10きのひこうき」などがありましたが、年寄りの私は、どれも聞いたことがありません。
(そもそも、「10きのひこうき」は、「10人のインディアン」の替え歌でした。)
童謡などは、昔から歌い継がれてきたものが多く、近年の乗り物である「飛行機」は、最近になってから作られた曲が多いからなのでしょう。
ちなみに、私の知っている童謡(手遊び歌)の「むすんでひらいて」には、「むすんでひらいて(おひさまキラキラ入り)」なる曲もありました。
2番では、「ひこうきブンブン とんでます」なんてのが入っているそうです。
私は、全然知りませんでした。
近年に作られたのか、地域性なのか、それとも、すっぽり忘れてしまったのでしょうか?(記憶がとんでます?)
「飛びます、飛びます」
という事で、歌謡曲で見てみますと、荒井由実(現:松任谷由実「ユーミン」)の「ひこうき雲」(1973年)、井上陽水「紙飛行機」(1972)あたりしか思い浮かびません。
他には、安室奈美恵「Contrail(=飛行機雲)」(テレビドラマ主題歌)、AKB48「365日の紙飛行機」(2015年朝ドラ「あさが来た」の主題歌)あたりでしょうか。
「飛行機」そのものが入った曲は少ないですが、関連として「飛ぶ」が入った曲等はたくさんあります。
例えば、庄野真代「飛んでイスタンブール」(2007)、円広志「夢想花」(1996)あたり。(相変わらず、古くてすみません)
ちなみに、「飛ぶ」という言葉には多くの意味がありますが、「首が飛ぶ」、「地方に飛ばされる」などと、あまりいい意味ではない場合もあります。
そういえば、麻雀で、負けて、持ち点が無くなったことも「飛ぶ」といいます。(「ハコテン」とも言います。)
落ち込んで、「とんで、とんで、とんで、、、」(夢想花)の歌詞が、頭の中をぐるぐる駆け回ります。「回って、回って、、回る~」
ついでに、『飛行機の音』は、さっき出ていた「ブンブン」の他に、「びゅんびゅん」、「びゅ~ん」、「ゴォー」などがありますが、私が思い浮かべるのは、これです。
この「キーン」は、飛行機の音かと思って載せちゃいましたが、念のため調べてみたら、「耳鳴りの音」なんだそうでした。
残念。
では、バーイチャ!