コラム160 ~マザコンざます

コラム160 ~マザコンざます

投稿日時:2024年5月20日

 5月の第二日曜日は、「母の日」でした。
母(マザー)といえば、「マザコン」です。

 「マザコン」は、「マザーコンプレックス」の略で、和製英語です。
(ちなみに英語では、「ママ(ズ) ボーイ」というそうです。)

 そもそも、多くの男性は、いい意味で「マザコン」です。
私も、何を隠そう、超がつくほどマザコンです。
 しかし、「母親(乳)離れできない男」など、マイナスイメージが強く残っています。
 それを定着させたのは、1992年のテレビドラマ「ずっとあなたが好きだった」が大ヒットしたおかげ(せい?)でした。
 主人公の夫(冬彦さん:佐野史郎)が「マザコンでオタク」であり、「マザコン」、「冬彦さん」は、その年の流行語になりました。

 ちなみに、冬彦さんの母親役は、「野際陽子」でした。
 という事で、「日本の母!」な女優と言えば誰でしょう。
 「母親」と言うからには、やっぱり自分より「ある程度年上」が対象になってしまします。
「竹下景子」(7歳上)、「高畑淳子」(6歳上)、「黒木瞳()同級生)あたりは失格(不合格)です。

 私が思い浮かべるのは、何人かいますが、まずは「京塚昌子」です。
 テレビドラマ『肝っ玉かあさん』(1968年)、『ありがとう』(1974年)などで母親役を演じ、「ふっくらして、割烹着が似合う」母親役で絶大な人気がありました。
 当時、「森光子」(『時間ですよ』(1970年)))や「加藤治子」(『寺内貫太郎一家』)や「山岡久乃」(『ありがとう』(1970年))らとともに、「日本を代表するお母さん女優」と呼ばれました。
 その他、ランキングなどでは、「八千草薫」「吉永小百合」あたりが上位に来ますが、「スター」という感じで、「おふくろー」という感じはしません。

「おふくろ」が出たところで、『おふくろさん』(森進一)など、「母親の歌」「母に捧げる歌」を見てみます。
 古くは、『かあさんの歌』(1956年)(♪かあさんが夜なべをして、手袋編んでくれた♪)でしょうか。
この歌は、1960年代~1980年代に、音楽の教科書に掲載されていましたが、若い人は残念ながら知らない人も多いでしょう。
(しかし、今時「かあさん」と呼ぶ人は少ないように感じます。年配のオヤジが、妻を呼ぶとき「かあさんや」というくらいしか聞かない感じがします。)

 私が好きなのは、「さだまさし」の『無縁坂』(♪母がまだ若い頃、僕の手を引いて・・♪)や、『秋桜(コスモス)』(♪薄紅の秋桜が秋の日の♪)あたりです。
さだまさしの曲には「母の歌」が多く、彼もマザコンだったのでしょうか。
この「秋桜」は、山口百恵に作った曲で、大ヒットしました。


 私は、ほとんど知りませんが、最近の『お母さんへ感謝を贈る歌ランキング』を見てみますと、「愛をこめて花束を」(Superfly)、「誕生日には真白な百合を」(福山雅治)、「ありがとう」(いきものがかり)、「未来へ」(Kiroro)、「アンマー」(かりゆし58)、「蕾」(コブクロ)などがありました。

 アニメの世界でも、「マザコン」は多くいます。
例えば、「一休さん」
エンディング曲「ははうえさま」♪ははうえさま おげんきですか・・♪は、いまでもよく覚えています。

もう一人、「どらえもん」の、のび太の友人「スネ夫」

スネ夫の本名は「骨川スネ夫」です。

そういえば、昔、母がよく言っていました。
「たくさん食べないと、骨かわスジエモンになっちゃうよ」