コラム174 ~キンチョー

コラム174 ~キンチョー

投稿日時:2024年8月26日

 8月も、最終週となり、そろそろ猛暑だった夏も終わりそうです。

 イヤ~、今年の夏の暑さは異常でした。
各地で、過去最高気温が記録されていましたが、ますます地球温暖化が進み、来年以降も新記録が出てきそうです。

 夏の風物詩といえば、「風鈴」、「スイカ」、「かき氷」、「海・海水浴」、「浴衣」、「祭り」などがありますが、
ダントツ1位は、「花火・花火大会」でしょう。

 私は、といえば「被害妄想」が強いので、「水難事故」、「夕立(豪雨)」、「落雷」、「虫刺され(蚊)」、「台風」あたりになってしまいます。
注意が必要で、常に心配してしまいます。
 まさに、『キンチョーの夏』です。

 花火を見に行っても、失敗して大爆発が起きやしないか、こっちに「打ち上げ花火」が向かってこないか、心配してしまいます。
 したがって、私は、自ら好き好んで「花火大会」に行ったりはしません。
付き合いで、『日本三大花火大会』の一つ、「新潟・長岡の花火大会」三尺玉や、2㎞ものスターマインが有名)には、行ったことがありますが、現在住んでいるところの近くの「茨城・土浦の花火大会」や、ましてや遠くの「秋田・大曲の花火大会」には行ったこともありません。
 花火は、きれいで、壮大でいいなあ、とは思いますが、輝きの後のむなしさ・さみしさを感じてしまい、個人的には、あまり好きにはなれません。

 しかし、夏の風物詩・ダントツ1位の「花火」は、さすがに多くの歌手に歌われてきたテーマです。

 真っ先に浮かぶのは、吉田拓郎の「せんこう花火」ですが、その後のaikoの「花火」や、Whiteberryの「夏祭り」などが有名です。(古いのしか知りません)

 むか~し、日本で一番過小評価されているシンガーソングライターの所ジョージにも「花火」という名曲がありました。

 高校時代、彼女に受けようと思って、一生懸命練習したことがありました。
「浴衣をめくってガニ股で逃げてく醜い女」、「豚が食中毒で盆踊り」、「鼻をたらしてヘソ丸出しの醜い顔」などと歌う、ふざけた曲でした。

 案の定、全然受けず、彼女とのお付き合いも終わってしまったという苦い経験があります。
今でも、時々カラオケで歌いますが、いまだに歌詞を完璧に覚えていて、当時は、よっぽど頑張ったんだなあ、と感心しています。

 ちなみに、所ジョージの花火の一番最後は、「ドーンと鳴った花火、きれいだな~ん」で終わるのですが、これは、昔の文部省唱歌「花火」だそうです。

ちなみに、「ドンとなった花火だ きれいだな 空いっぱいに広がった しだれ柳が広がった」という歌詞です。(う~ん、音楽で習った、聞いた記憶がありません。)

 しか~し、ここ数年、日本の夏の風物詩、「花火大会」にも時代の変化がひしひしと押し寄せてきています。
 大会が中止となるケースが各地で相次いでいるそうです。
 全国各地で、住宅や道路、車への「燃えかす飛散」の対策などを理由に見送りが決まっているそうです。
 近年は、ソーラーパネルが設置された家も増え、対応が困難とのことです。
 また、住宅地から離れれば、花火が見えづらくなり、山林火災にも気を使わなくてはなりません。
さらに、音に文句を言ってくる住民も増えているそうです。

 う~ん、花火の実行委員会にも「キンチョー」が走ります。

いずれ、なくなる(かなり縮小化される)可能性もあるので、行けるうちに行っといたほうがいいかもしれません。