コラム74 ~Get up
「新事務所設立」、「紅白出場要請」など、中森明菜の話題が、最近チラホラと聞こえてきます。
中森明菜は、1980年代のスーパーアイドルでしたが、芸能活動休止など、最近は話題になることは、ほとんどありませんでした。
ヒット曲は、たくさんありますが、カラオケで一番歌われたのは、何といっても「DESIRE -情熱-」です。
「ゲラッ(Get up)、ゲラッ、ゲラッ、ゲラ~、バーニングハ~ト」で始まる曲で、曲の途中で、「は~、どっこい」(諸パターンあり)などと「合いの手」を入れた人も多いのではないでしょうか。
かなり無理がありますが、「ゲラッ、ゲラ~」ときたら、「ユリ・ゲラー」でしょう。
「ユリ・ゲラー」は、1970年代に、「スプーン曲げ」で、日本で大ブレークしたマジシャン(自称・超能力者)です。
私も、家のスプーンやフォークを、たくさん曲げて、母親に怒られました。
当時、多くのマジックショーが、テレビで放映されていました。
人気だったのが、脱出マジックで有名な「引田天功」でした。
ちなみに、その弟子には、「なんでも鑑定団」で有名な骨董屋・「中島誠之助」や、二人組のマジシャン・「ナポレオンズ」も居ます。
45歳で引田天功が心臓病で亡くなった後、1980年、跡を継いだのが元アイドル歌手「二代目・引田天功」(プリンセス・テンコー)でした。
「プリンセス・テンコー」は、新潟出身、私の1つ年上で、現在はイタリアに住んでいるそうです。
海外での人気が絶大で、プーチンや金正日から、犬をプレゼントされているばかりか、アラブの王様からは油田とホテルをもらいました。
初代引田天功のマジックショーを見てプロを目指し、ユリ・ゲラーを真似て「超魔術」なるスタイルを作ったのが、「Mr.マリック(ミスターマリック)」でした。
彼の有名なセリフは、お客さんの質問から生まれたそうです。
「手から何か出てるんですか?ハンドパワーですか?」と尋ねた客の質問から「ハンドパワー」が生まれ、「来てます」のセリフも「来てますか?」という客の質問に答えた事が始まりだそうです。
その後も、「ふじいあきら」、「トランプマン」、「セロ」など時々テレビに出ていましたが、手品のタネが知れ渡ったためか、最近はあまり見かけなくなりました。
おっと、茨城出身のマジシャンを忘れていました。
「マギー司郎」。茨城弁の、とぼけた芸風が人気でした。この人には、手品のタネバレは関係ありません。
彼の弟子の「マギー審司」は、中森明菜の大ファンだそうで、明菜ちゃんの歌を紅白で聞きたくて、聞きたくて・・・
「でっかくなっちゃった」