コラム92 ~覚えていますか?
1月28日は、「コピーライターの日」だそうです。
1956年(昭和31年)の1月28日に「万国著作権条約」が公布され、著作物にCopyright(著作権)の頭文字「C」を丸で囲んだ記号「©」を付けることが定められたことから、「コピーライト」を「コピーライター」にかけ、記念日にしたそうです。
コピーライターとは、商品などを宣伝するため、雑誌・ポスターなどのグラフィック広告や、テレビCMなどに使用する文言(キャッチコピー、キャッチフレーズ)を書く職業です。
キャッチコピーには大きく分けて2種類のものが存在します。自社のサービスやイメージを伝える「イメージキャッチコピー」と、購入や来店を促す「セールスキャチコピー」です。
最近ですと、「お疲れ生です」(アサヒ生ビール)なんかが有名ですが、古くは、「キンチョーの夏、日本の夏。」、「亭主げんきで留守がいい。」、「それにつけてもおやつはカール」、「やめられない、とまらない」、「そうだ 京都、行こう。」などが有名でしたが、今でも覚えています。
また、企業のキャッチコピーでは、「カラダにピース」(カルピス)、「セブンイレブン、いい気分」、「お、ねだん以上。ニトリ」、「お口の恋人」(ロッテ)、「ココロも満タンに」(コスモ石油)などが、長く使われています。
1980年代には、コピーライターが脚光を浴び、人気職業になりました。
コピーライターで、一番有名なのは『糸井重里』です。
映画「もののけ姫」のキャッチコピーの、「生きろ。」や、「千と千尋の神隠し」の「トンネルのむこうは、不思議の町でした。」、「いまのキミはピカピカに光って。」(ミノルタ、若き宮崎美子がCMに出演し話題に)などが有名です。
また、糸井重里は、作詞も手掛けていて、「パパの歌」(忌野清志郎)、「TOKIO」(沢田研二)、「春咲小紅」(矢野顕子)、「天使たちの場所」、「ワンナイトショー」(矢沢永吉)、「君にメロディ」(田原俊彦)などの作詞をしています。
また、「コピーライターの神様」と称される『仲畑貴志』も有名です。
「タコなのよ、タコ。タコが言うのよ。」、「みんな悩んで大きくなった。」(サントリー)、「反省だけなら猿でもできる。」(大鵬薬品)、「目のつけどころが、シャープでしょ。」(シャープ)、「ココロも満タンに、コスモ石油。」、「おしりだって、洗ってほしい。」(TOTO・ウォシュレット)などが、有名です。
その他、過去の数多くのキャッチコピーの中で、インパクトのあったものは、これです。
「私はコレで会社をやめました」(マルマン(禁煙パイポ))
「悪いようにはしない。という顔が、悪い顔だった。」(JT)
また、私が面白いと思ったキャッチコピーは、これです。
「アヒル口のつもりが、写真を見たらタコだった。」
「男くさいと、くさい男は違う。」(AOKI)
「ヘーイ彼女、無茶しない?」
「男は黙ってサッポロビール」(ソーシャルディスタンス編)