コラム93 ~つづき

コラム93 ~つづき

投稿日時:2023年2月6日

 昭和のアイドルには、デビュー時にキャッチフレーズが必ずついていました。

 例えば、『新御三家』では、郷ひろみ「フォーリーブスの弟/ヤングのエース登場!」、西城秀樹「ワイルドな17歳」、野口五郎「かわいらしい演歌ホープ」でした。
 また、『花の中三トリオ』は、山口百恵「大きなソニー、大きな新人」、桜田淳子「さわやか淳ちゃん」、森昌子「あなたのクラスメート」です。

 有名なところでは、後藤久美子の「国民的美少女」や、大場久美子の「一億人の妹」、河合奈保子の「西城秀樹の妹」などありました。
 この人たちのキャッチフレーズは、まあまあまともですが、中には、意味が分からなかったり、かわいそうなキャッチフレーズも沢山ありました。

 ジャンル別に紹介します。

≪出身地をうたったキャッチフレーズ≫
 チャゲ&飛鳥「九州から大型台風上陸」(台風って、いいイメージじゃないと思うのですが)
 甲斐バンド「九州最後のスーパースター」(最後って、言い切るのが凄い)
 浅香唯「フェニックスから来た少女」(フェニックスって、宮崎を代表する木なんだそうです)
 南沙織「南の島から来たシンシア」(元祖アイドル。沖縄出身。夫は写真家・篠山紀信)

≪意味不明なキャッチフレーズ≫
 鬼束ちひろ「鬼、走る」(鬼、とまでは言いませんが、怖い)
 吉田拓郎「荒れ果てた荒野に、太いホースで水をまく」(歌詞からとったようですが、、)
 ピーター「アポロが月から連れてきた少年」(デビュー前のあだ名が「ピーターパン」)
 浅野ゆう子「ジャンプするカモシカ」(美脚に保険をかけていたそうです)
 ピンクレディー「初めての味覚(あじ)」(何が言いたいのか、よくわかりません)

≪かわいそうなキャッチフレーズ≫
 中森明菜「ちょっとエッチな美新人娘(ミルキーっこ)」(現代では、絶対つけられないキャッチフレーズです)
 山瀬まみ「国民のおもちゃ、新発売」(ちょっと、かわいそう)
 柏原よしえ「ちょっと大物」(もっと、かわいそう)
 網浜直子「ちょっと変な女の子」(かなり、かわいそう)
 ちあきなおみ「苗字がなくて名前がふたつ」(そうとも、とれますが)
 男闘呼組「ジャニーズ事務所のおちこぼれ」(エアバンドとの噂がありました)
 桑田靖子「クラスで5番目に可愛い女の子」(せめて、2,3番くらいにして欲しい)
 井森美幸「まだ誰のものでもありません」(「今だに誰のものでもない」といじられ続けています)
 酒井法子「おきゃんなレディ」(おきゃん過ぎて、逮捕されちゃいました)
 福山雅治「いなかもんばい」(長崎はそんなにいなかじゃないと思いますが)

福山ネタ(「美容室にて」)
 客「福山雅治みたいにカットしてください」
 美容師「わかりました」
 客「ふぅ…」
 美容師「あんちゅぁ~ん、あんちゅぁ~ん」チョキチョキチョキ

「あんちゅぁ~ん」「小雪ぃ…」