コラム30 ~「6P」
私は、チーズがあまり好きではありません。
ただし、雪印の「6Pチーズ」だけは、(昭和29年発売の定番チーズ)だけは、よく食べます。
ちなみに、「ロクピー」ではなく「ロッピーチーズ」と読みます。
「6P」といえば、「6パック」でしょうか?
コロナワクチン接種の際に、聴診をしますが、最近の若い男性は、腹筋が割れている人が多いようです。
さらに、大胸筋も盛り上がっています。
健康志向で、ジムとかに行って、鍛えているのでしょうか?
腹筋は多くの人は6つに割れて見えるため、「6パック」と言われます。(人によっては、「4パック」「8パック」の人もいます。)
腹筋(腹直筋)は、多腹筋であり、誰でも割れているのですが、見えない人は、皮下脂肪で見えないだけです。
私も、昔はくっきり割れていましたが、運動不足で、現在は「ほぼ1パック」状態です。
若者が、「6パック」を見せびらかすので、「(服を)まくらなくていい!」と言って、服の上から聴診したりしてしまいます。
「パック」といったら、何でしょう?
多くの人は、まず「美容パック」を思い浮かべると思います。
様々なパック剤があります。
子供の頃、母親が顔に「うぐいすの糞(ふん)」を、塗ったくっていて、びっくりしたことがありました。(調べたら、今でも普通に売っていました。)
昔は、「胡瓜パック」なんていうのがあり、本当に薄く切ったキュウリを顔にベタベタ乗せていました。
その他にも、「デイパック」「バックパック」なんてのも、あります。
昔は、「リュックサック(略してリュック)」(ドイツ語)と言っていましたが、最近はとんと聞きません。
他には、牛乳などの「紙パック」。
小学性の時、牛乳瓶の蓋で、メンコをしたり、指ではじいたりして、よく遊んでいましたが、いつの間にか、紙パックになっていました。
学校給食で、瓶牛乳は1958年から始まったそうです。(それまでは脱脂粉乳)
給食用牛乳の容器は1970年度には89%が瓶でした。しかし、給食でも紙パックが普及し、80年代に逆転。
2019年度は紙パックが85%、瓶は15%になりました。
瓶から紙パックへの移行は、地域によって差があります。
すでに給食から瓶牛乳が姿を消したのは、19年度で27道府県に上ります。(茨城県も紙パック100%です。ちなみに東京は50%、)
瓶は、洗えば何度も使えますが、洗浄や殺菌に費用がかかり、割れる危険性に加え、重さから配送コストもかさみます。
さらに、少子化、新型コロナウイルス等により、納入業者が経営危機に陥り、生産ラインが維持できなくなりました。
一方、ストローはプラスチック製で、生態系に悪影響を及ぼす懸念があるから、一部では、瓶牛乳を復活させる動きもあります。
(ストローが不要の紙パックも誕生しているそうです。)
そうそう、「パックン」(アメリカ出身のお笑い芸人)なんてのも居ました。
アメリカでは、給食のシステムで『朝食』と『選択制』をとっています。モーニングも給食として提供され、好きなメニューだけを選んで食べます。牛乳は最低でも2種類(~4種類)から選べます。
『ホワーイ、ジャパニーズ・ピープル?!』
あっ、これは、「厚切りジェイソン」でした。